WEEKLY AI LETTERS

週刊AI便

社内にそのまま貼れるAI活用ネタを毎週月曜に無料配信

第1号 ・ 2026-07-14

ChatGPT Work公開、Claude Sonnet 5登場、政府ガイドライン改定

議事録の整理をAIに頼む時、指示の出し方でそのまま使える度が変わる。会議メモを貼る前に、次の1文を先に置く。「以下の会議メモから、(1)決定事項 (2)誰が何をいつまでにやるか (3)次回持ち越しの論点 の3つに分けて箇条書きで出して。発言者名は残して」。10〜30分ぶんの書き起こしをそのまま貼れば、担当と期限がセットで出る。人名を消させると「誰が言ったか」が後で追えなくなるので、必ず残させる。仕上げに「情報が足りない項目には『要確認』と付けて」と追加で指示すれば、AIの推測が減り、事実だけが残る。書き起こしがない会議でも、殴り書きのメモを貼るだけで整理できる。

▼OpenAI、ChatGPT Workを公開。連携先アプリを横断して資料を作る

OpenAIは7月9日、業務用エージェント「ChatGPT Work」を公開した。Slack、Teams、Google Drive、SharePoint、メール、カレンダー、CRMなどに接続し、指示を受けると数時間かけて資料・スプレッドシート・スライドを作って戻す。搭載モデルはGPT-5.6で、Sol・Terra・Lunaの3種類から使い分ける。
Pro・Enterprise・Eduプランで即日利用でき、Plus・Businessにも数日内に拡大予定。無料プランでは使えない。
作業計画を先に人が承認してから実行させる設計で、実行途中の確認頻度も設定できる。

→ 中堅企業には: AIが「答える」から「終わらせる」に変わる。既存の業務ツールとの接続が前提なので、社内のアクセス権設計と承認フローの見直しが要る。

https://openai.com/chatgpt-work/

▼Anthropic、Claude Sonnet 5を公開。導入価格は8月末まで通常の3分の2

Anthropicは6月30日、次世代モデル「Claude Sonnet 5」を公開した。前世代Sonnet 4.6より推論・ツール利用・コーディング精度を上げ、上位モデルOpus 4.8に近い性能をより低価格で提供するとしている。
価格は入力100万トークンあたり3ドル、出力15ドル。8月31日までは導入価格として入力2ドル・出力10ドルで使える。
無料・Pro含む各プランで既定モデルになり、Claude Code・Claude Platformにも展開済み。

→ 中堅企業には: 性能と単価のバランスが良いモデルが1つ増えた。既存のAIツール選定を見直す口実になる。乗り換えを検討するなら、導入価格が切れる9月1日より前が判断のタイミング。

https://www.anthropic.com/news/claude-sonnet-5

▼デジタル庁、生成AIの調達・利活用ガイドラインを2.0版に改定

デジタル庁は6月12日、「行政の進化と革新のための生成AIの調達・利活用に係るガイドライン」の2.0版を公開した。1.0版(2025年5月)からの改定点は、対象を音声・画像出力にも広げたこと、知的財産権保護の記載を拡充したこと、AIエージェントを専門機関への報告対象に加えたこと。
行政機関向けだが、調達仕様書のチェック項目や運用ガバナンスの枠組みは、社内のAI導入ルールを整える民間企業にとっても参考になる作りになっている。2.0版の施行は2026年9月1日。

→ 中堅企業には: 社内のAI利用ルールが古いままなら、政府の最新版を物差しにして棚卸しできる。特に画像・音声生成やAIエージェントの利用を規程に含めていない場合、追記の題材になる。

https://www.digital.go.jp/news/decb64eb-f26e-41cb-8d37-f3dd173108b8